鍼灸はどんなことに効くの?②
鍼灸についての続きを書いてみますね。
外的刺激による治療は病院以外にできるのは鍼灸のみになります。
灸で直接身体に熱刺激をあたえたり、鍼を身体に刺すわけですから
怖い行為でしかありませんよね。
鍼灸でからだの中の筋肉や組織に”小さな傷”をつけると
私たちの身体は身を守る免疫力が備わっているため
異物と戦う白血球を呼び寄せて
刺激を与えた箇所を修復しようとします。
鍼灸治療はこのような反応を利用しています。
そしてもう一つ、直接刺激を与えて
身体の反射を利用したのも鍼灸治療になります。
「体性一自律神経反射」→上脊髄反射・脊髄反射・軸索反射と
専門用語がツラツラ・・・
きっと専門的なことを書くと難しくなるので、
各々の反射の説明は控えておこうかと思います。
シンプルに言うと鍼や灸の刺激を与えることで自律神経の活動が変化し、
内蔵の働きが良くなるという人間の生理的な反応です。
内臓が不調の箇所があると皮膚に反応が表れます。
皮膚・筋肉から受け取った鍼灸の刺激は、
脳にある延髄に伝わって自律神経を介して内蔵に影響します。
つまり、内蔵を支配している神経と同じ神経支配の皮膚(筋肉)へ
鍼灸でアプローチすることで反射が起きて
内臓にも伝達されることになります。
自律神経は自分でコントロールできませんので、
そこは鍼灸治療が得意とするところです。
以上のことは神経学的な考え方を書きました。
中医で話すと、経絡は身体の中に走っています。
(経絡の簡単説明は以前のブログを参照して下さい)
中医は人間が知恵を絞り2000年以上積み上げ引き継がれて来た伝統医学。
症状と患者様の体質や置かれた環境を見合わせながら、
経絡・経穴(ツボ)の作用を考えて治療に使う経穴を組み立てていきます。
(このことを「証たて」と言います)
一見、鍼灸は摩訶不思議なイメージもあり、
また閉鎖的で不透明な部分もあって、
敷居が高いと思われがちですが、近年研究も進んで
エビデンスも増えてきました。
現在、WHO(世界保健機関)において
鍼灸療法の適応とされている疾患は多科に渡ります。
鍼灸は好転反応と言われるプラスの作用があり一時的倦怠感はあります。
しかし、薬のようなマイナスな副作用はない分、
チャレンジしてみる価値はあるかもしれません。
しかしずっとブログで書いていることですが、身体の異変を感じたら
まずは病院での診察はとても大事と思います。
自分の身体を知ってからにしましょう。
外的刺激による治療は病院以外にできるのは鍼灸のみになります。
灸で直接身体に熱刺激をあたえたり、鍼を身体に刺すわけですから
怖い行為でしかありませんよね。
鍼灸でからだの中の筋肉や組織に”小さな傷”をつけると
私たちの身体は身を守る免疫力が備わっているため
異物と戦う白血球を呼び寄せて
刺激を与えた箇所を修復しようとします。
鍼灸治療はこのような反応を利用しています。
そしてもう一つ、直接刺激を与えて
身体の反射を利用したのも鍼灸治療になります。
「体性一自律神経反射」→上脊髄反射・脊髄反射・軸索反射と
専門用語がツラツラ・・・
きっと専門的なことを書くと難しくなるので、
各々の反射の説明は控えておこうかと思います。
シンプルに言うと鍼や灸の刺激を与えることで自律神経の活動が変化し、
内蔵の働きが良くなるという人間の生理的な反応です。
内臓が不調の箇所があると皮膚に反応が表れます。
皮膚・筋肉から受け取った鍼灸の刺激は、
脳にある延髄に伝わって自律神経を介して内蔵に影響します。
つまり、内蔵を支配している神経と同じ神経支配の皮膚(筋肉)へ
鍼灸でアプローチすることで反射が起きて
内臓にも伝達されることになります。
自律神経は自分でコントロールできませんので、
そこは鍼灸治療が得意とするところです。
以上のことは神経学的な考え方を書きました。
中医で話すと、経絡は身体の中に走っています。
(経絡の簡単説明は以前のブログを参照して下さい)
中医は人間が知恵を絞り2000年以上積み上げ引き継がれて来た伝統医学。
症状と患者様の体質や置かれた環境を見合わせながら、
経絡・経穴(ツボ)の作用を考えて治療に使う経穴を組み立てていきます。
(このことを「証たて」と言います)
一見、鍼灸は摩訶不思議なイメージもあり、
また閉鎖的で不透明な部分もあって、
敷居が高いと思われがちですが、近年研究も進んで
エビデンスも増えてきました。
現在、WHO(世界保健機関)において
鍼灸療法の適応とされている疾患は多科に渡ります。
鍼灸は好転反応と言われるプラスの作用があり一時的倦怠感はあります。
しかし、薬のようなマイナスな副作用はない分、
チャレンジしてみる価値はあるかもしれません。
しかしずっとブログで書いていることですが、身体の異変を感じたら
まずは病院での診察はとても大事と思います。
自分の身体を知ってからにしましょう。