身体を整えることから、少しずつ──妊活と向き合う患者さまの変化

私自身、先日、細菌性気管支炎にかかってしまい、しばらくお休みをいただいていました。

主人からもらってしまったようで…💦
思いのほか長引いてしまい、お休みしている間も、通ってくださっている患者様のことが気になっていました。

その中でも、以前ブログでご紹介した患者様。

ちょうど私がお休みしている時期に、患者様ご自身のご都合で一度治療をお休みされていました。

そして、私が仕事に復帰したタイミングと重なるように、鍼灸も再開。

その後、引き続き担当させていただいています。

この患者様は、現在、ほぼ毎週欠かさず鍼灸に通ってくださっています。

本格的に定期的な鍼灸を始められたのは5月から。

それまでは数か月空いたり、不定期になったりする時期もありました。

鍼灸を受けることで、その先にどんな変化が期待できるのか、施術の中でお話しする機会もありました。
そうした時間を重ねる中で、彼女自身も少しずつその意味を体感されるようになったように思います。

「身体の調子がいい」
「冷えを感じにくくなった」

そんな変化を実感されるようになり、自然と定期的に鍼灸を続けてくださるようになりました。

そして、新しいお仕事もスタートされ
以前よりも忙しい生活を送りながら、不妊治療にも取り組まれています。

今回はお二人目の妊娠を目指しての治療です。

実は、前回の採卵では18個の卵子が採れました。

空胞もなく、すべて受精し、分割まで進みました。

最終的に胚盤胞にはならなかったものの、主治医からも「悪くない結果ですよ」と言われたそうです。

前回のブログでも書きましたが
流産も経験されています。

鍼灸するまでは、不妊治療を続けてもなかなか結果につながらず、「かすりもしなかった」と感じていた時期もあったそうですが
流産は私にとって妊娠できる力があるんだと
思えたとおっしゃります。

そして、
「これから、どんなふうに結果が良い方向に変わっていくのか楽しみです」

と話してくださったことが、とても印象に残っています。

そして今回の採卵では、14個の卵子が採れました。

今日も鍼灸に来られ 診察は胚の説明。
今回は4AAのグレードの高い胚盤胞が育っていました。

前回とはまた違う経過をたどり、今回は移植へと進める胚が育っていたこと。

私も、とても嬉しく思います。

もちろん、採卵数や受精、胚盤胞までの発育には、年齢や卵巣の状態、治療内容など、さまざまな要因が関係します。

鍼灸だけが結果を左右するものではありません。

ただ、私はこれまで多くの患者様と関わる中で、不妊治療そのものだけではなく、その方が抱えている冷えや疲れ、緊張、睡眠などにも目を向けながら、身体を整えていくことの大切さを感じてきました。

「鍼灸をすると身体が楽になる」
「冷えを感じにくくなった」
「以前より身体の調子がいい」

そんな小さな変化を、ご自身の身体で感じてくださる方も少なくありません。

そして、その変化を積み重ねながら、不妊治療に向き合っていく。

私は、そこに鍼灸がお手伝いできることがあるのではないかと思っています。

採卵を考えている方には、私はこれまでの経験から、できれば少なくとも3か月ほど前から、できることなら6か月前から、身体を整える時間をつくっていただくことをおすすめしています。

もちろん、必要な期間や施術の内容は、おひとりおひとりのお身体の状態によって異なります。

大切なのは、「妊娠するために何かを頑張る」ということだけではなく、

今の自分の身体を少しずつ整え、心地よく過ごせる状態をつくっていくこと。

その積み重ねが、不妊治療に向き合う時間を少しでも穏やかにしてくれるのではないかと思っています。

今回の患者様も、まだこれから移植を控えています。

ここからまた、新しいステップが始まります。

私も引き続き、鍼灸を通してお身体を整えるお手伝いをさせていただきながら、その時間を一緒に見守っていきたいと思っています。

妊活中は、結果が出るまで先が見えず、不安になったり、焦ったりすることもあります。

そんなときこそ、

「今、自分の身体のためにできること」をひとつずつ。

鍼灸が、そのお手伝いのひとつになれば嬉しく思います✨

そして、もう一人、私がずっと気になっていた患者様についても、また次回のブログで綴りたいと思っています。

よかったら、またブログをのぞきに来てくださいね。