病院へ~そして時間を大切に・・・(母編②)

前回のお話しの続きになります。

その後しばらくして、徐々に認知症の傾向が・・・病院で検査した結果軽度とわかりました。
母が顔や腸がピクピクすると訴えて、認知症の妄想のせいなのか、なんなのかわからず・・・
自分なりに調べていくうちに「ジストニア」という言葉、なんだろう・・・?
そのことに気が付くまでに時間を要しました。
薬剤性のジストニア、それは母が勝手に見つけた心療内科を転々とし何年も鬱の薬を服用した結果。
認知症で今お世話になっている医師に相談すると、薬を処方されたけど改善はされず
色々調べて私が見つけた病院で行っている治療法「ボツリヌス療法」を話してみましたが、医師は保守的でした。

当時、私は鍼灸学校に通う学生。(遅咲きデビューですが・・・)

鍼灸学校の先生に相談し、慣れないながらも私の鍼灸治療、
ジストニア専門鍼灸院での鍼灸治療としばらく試みます。
残念ながら少しはマシになるも、時間が足りない、
結婚していた私は別で住んでいて、鍼灸の学校にも通ってましたし
子供も小学生でしたので、毎日実家に通って治療は不可能。

あまりに辛い様子の母を見て、思い切って「ボツリヌス療法」にチャレンジを決意。

保守的だった母の担当医にお願いして紹介状を書いてもらい、京都まで車を走らせ2時間。
関西ではそこしか治療はしておらず数回通いました。

お陰様で生活に支障きたしていたジストニア、勝手にガクガクと動く顎は改善。
動く顎のせいで筋肉は発達して、エラが大きくなるのもようやく防げました。
そうこうしてたら母の特養入所が決定、コロナが広がり母に会う機会が奪われました。
長々と書きましたが、何が言いたいかと言うと、
病院での治療のタイミングは大事ということです。

正常圧水頭症も認知症が見つかる前に治療できたこと、そしてジストニアも
あのまま鍼灸治療を続けていたら、特養入所とコロナ蔓延で
適切な治療を受けるタイミングを失っていた・・・
コロナの数年、母は辛い症状のまま特養で過ごすことになっていたと思いますし
その後も症状が進んで、本人のみならず周りの家族も大変になっていたことでしょう。

今回のブログを読んで頂けた誰かのために少しでも参考になればと願っています。
何か身体の様子が変だなと思ったら、まずは病院へ。
それで何もなければ次の手段を考えましょう!!
病院の治療、代替医療、良いとこ取りで!

(長文でスミマセン・・次回は父のこと書きまーす)