未病を知っておくことで
みなさん、何かしらの体調不良を抱えながら生活をされているのではないでしょうか?
常日頃の生活習慣や自分の体調を無理されることが続くことで不定愁訴が表れ、その身体へのサインを無視してしまうといずれ病気へと繋がっていきます。
なにが言いたいかというと、東洋医学には「未病(みびょう)」という言葉があります。
今は病気が発症してないけれども、いずれ発症する状態。
今でこそ健康寿命の重要なキーワードとして馴染みがあるかもしれませんが
東洋医学ではなんと2千年以上も前から、病が発症してから治療のことを考えるのではなくて、まだ病にならないうちから、その病の原因を取り除いて予防する考えが存在していました。
その未病という状況に何かのきっかけでこれではいけないと思い立って行動にうつされる時、まずは病院へそして原因が特定できないとなると鍼灸という選択が1つ思い浮かぶのだと思います。
確かに規則正しい生活を意識して養生(食事・睡眠・適度な運動)を鍼灸でサポートすることは効果的です。
なぜ、鍼灸が養生の底上げになるかというと
食事→副交感神経が優位になり食欲がでる
睡眠→血流がよくなり身体の緊張をほぐし眠りやすい
運動→筋肉ほぐれ、関節の可動域が広がる
という効果が期待できるからです。
鍼灸本来の自律神経を整えることによる未病治療の考え方については、次回のブログでご説明させて頂きますね。