病院へ~そして時間を大切に・・・(父編②)

毎回長文になりますが、次回に続きを書きたいと思います。

前回の続きを書かせて頂きますね。

当時、父が背中が痛いんだと言って、鍼灸をしてた時のことです。
本人は内蔵からとはまさか思わずにいました。
糖尿病になって1年経過した位の時で、クリニックには通院していました。

私はいろいろ調べるうちに膵臓癌は背中の痛みがでると知り、
かかりつけ医に相談した所、背中に痛みがでるレベルだと末期症状で
今の父の状態からは特に検査も勧められてはなかったのですが、
あえて検査をお願いして紹介状を書いてもらい市民病院で検査を受けました。
そして検査結果は膵臓癌、青ざめました。

市民病院はすぐに治療ができるように体制を整えて備えてくれてましたが
私はがんセンターが望ましいと思って、ちょっと言いづらいかったんですが
紹介してほしいとお願いしたら快く紹介状を書いて下さいました。

がんセンターでは即手術と・・・このままでは半年もたないとの診断。
顕微鏡で細胞の異形成を確認し家族の同意をえながら切除するという、
結果、膵臓2/3と十二指腸全摘出にいたり、
朝に入ってから終わったのは夕方近くの長時間の手術。

手術は無事に終わり1年間は再発せず、その後抗がん剤で約4年、緩和ケア2年と
予後の悪い膵臓がんでは数%しかいない生存率に入りました。
あの背中の痛みを筋疾患と思い込んで鍼灸治療を続けていたらと思うとゾッとします。

抗がん剤中は鍼灸、緩和ケア中は漢方服用をして7年過ごしました。
有難いことに父はギリギリまで普通に日常を暮らせていました。

このようなこともあることを知ってもらって、
軽い症状でも気になるなら病院なんてと思わず、まずは病院で診てもらって下さいね。

自分の身体の状態を知っておくと、次に備えられます!!

ここまで読んで下さる方のヒントになれば幸いです。